ストレスがかかったとき、私たちは「乗り越えられそうかどうか」を無意識に判断します。ここでカギとなるのが、自己効力感です。
たとえば、同じような仕事のトラブルでも、「なんとかなる」と思える人は落ち着いて行動できます。一方で、「どうせ失敗する」と思うと、不安や焦りが強まり動きにくくなります。
つまり、自己効力感が高い人の方がストレスに強いと言えます。これは、ストレスの“量”ではなく、“感じ方”を変えてくれる力と言えるでしょう。
さらに、自己効力感が高い人は、ストレスをため込まず、早めに相談したり、休息をとったりする判断も上手です。「自分の限界を知っている」ことも、心の健康を守る上でとても大切です。