現在、パニック症の治療には「薬物療法」と「認知行動療法」があります。
1. 薬物療法
抗うつ薬(SSRI)がよく使われます。脳内の神経伝達物質のバランスを整え、発作を起こりにくくします。即効性のある抗不安薬が一時的に処方されることもあります。
2. 認知行動療法
とても大雑把に言うと「発作が起きても大丈夫」という考え方を身につけていきます。
- 「発作が起きても死なない」と理解する
- 過呼吸を防ぐため、ゆっくりした呼吸を心がける
- 発作が起きる場面に少しずつ慣れていく
といった方法を実践します。
このほか、規則正しい生活やストレス管理も大切です。カフェインを控える、十分な睡眠をとる、適度な運動をするなど、生活習慣を見直すことで発作を予防できます。