「自己効力感(じここうりょくかん)」とは、「自分ならきっとできる」と思える感覚のこと。英語では「self-efficacy(セルフ・エフィカシー)」。とても大切な概念です。
たとえば、「仕事で失敗しても次はうまくできる」「人間関係がうまくいかなくても、自分なりに対処できる」と思える人は、自己効力感が高いと言えます。一方で、「どうせ自分には無理」「やってもムダ」と感じる状態は、自己効力感が低いサインかもしれません。
実は、この感覚はメンタルヘルス(心の健康)と深く関係しています。自己効力感が高い人ほど、うつ病や不安障害になりにくく、ストレスへの耐性も強いという報告もあります。