自己効力感が高い人には、共通した特徴があります。これらの特徴は、習慣や考え方の積み重ねによって身につけられるものです。
1つ目は、小さな成功体験を積み重ねていること。何かをやり遂げた経験は、「自分にもできる」という自信になります。たとえば「毎日5分だけ運動する」など、比較的簡単なことで構いません。
2つ目は、失敗を成長のチャンスと捉える姿勢です。自己効力感が高い人は、失敗しても「次はこうしてみよう」と考えます。”失敗(=過去の結果)”よりも”次(=未来の機会)”を考えるため、くよくよしすぎません。「次はこうやってみよう」という気持ちが大事なのです。
3つ目は、他人と自分を比べて落ち込むより、自分のペースを大切にすると心の安定感が違います。
このような考え方は、日々の意識で少しずつ身につきます。自己効力感は、いわば「こころの免疫力」のようなものです。